パリ日記12008年04月11日 22:57

4/2-4/9までパリに行ってきました。
休暇中にご連絡をいただいた皆さま、失礼致しました。

今日からしばらく8日間のパリ日記を書きます。

2日午前11時20分成田を発って、夕方4時ごろパリのシャルルドゴール空港着。
入国審査のお兄さんに「ボンジュー」といったのが最初に発したフランス語。このお兄さん大変やる気なさそうな感じで、「あ、フランスに来たな」と感じる。

空港からはロワッシービュスというバスに乗って、オペラ座前が終点(8.50ユーロ)。バスを降りてタクシーのりばからタクシーでホテルまで(6.70ユーロ)。

ホテルは2つ星の『オテル・ド・ケ・ボルテール』という2つ星のツインルームを日本から予約していた(1泊133ユーロ)。部屋に入ってほっとして荷物を出したりしていると、お風呂がなくてシャワーのみの部屋だと言うことに気づく。
フロントに降りてフロントのお兄さんに言うと「あいにく今日はお風呂付きの部屋はダブルベッドの部屋しかない、あしたになったらツインベッドでお風呂付きの部屋が空くかもしれないので明日また見てみましょう」とか、言う。
予約したのにそりゃー話がちがうぜ、おいら日本人だ旅疲れでお風呂はいって脚伸ばして、のんびりしてから眠りたいんだー、って言いたかったけど、そんな語学力ないし正直面倒くさいし、部屋は居心地良さそうなので、まあいいか。と諦めて「わかりました、じゃ、明日」といって部屋に戻る。
同行の友人も「いいよー、気に入ったよこの部屋」といってくれるので、気をとりなおして、軽くごはんとビールでも、と外へ。
パリは7時でもまだ明るい。8時近くなってやっと暗くなる。

ホテル近くのカフェでサラダとビール。
サラダはレタスやらオリーブやらツナやらトマトやらとにかく満載でてんこ盛り。それにフランスパンがつく。飛行機疲れでなんだか味がよく分からなかったけど、カフェのおじさんは鼻歌歌って上機嫌だった。ビール2杯づつ飲んで、ホテル帰って寝る。

ちなみに今回一緒に行った友人はイラストレーターの大塚砂織ちゃん。http://saoriotsuka.blogspot.com/
去年飲みながら「わたしたち頑張っているんだからパリでも行っちゃおうよ」と言っていたのが現実になりました。ふふふ。

写真 ホテルの部屋からセーヌ川とルーブル美術館が見える。セーヌ川クルーズの船がにぎやかに何艘も通りすぎる。

パリ日記22008年04月12日 13:27

4月3日
朝8時起床。枕が高いのと、体内時間が狂っていて、よく眠れなかった。
わたしって神経質?
夜中、屋根をバタバタとたたくような雨が降っていた。起きてからだんだん雲がきれて、その後快晴。

ホテル食堂で朝食。今日は天気も良いし、ホテル周辺でぶらぶらすることに決める。のんびりと朝食を食べてから11時ころホテルを出る。
サンジェルマンデプレの本屋で絵本を買ったり、かわいいワンピースのディスプレイに惹かれてお店に入ったり。リュクサンブール庭園でちょっと休憩。みんなお昼ごはんをもって、ベンチや芝生にたくさんのヒト。みんな学生っぽい。半分に切ったアボガドをスプーンですくって食べている女子がいる。レモンとか塩とか味付けは?生のママなの?と気になるけど、わからず。アボカドには醤油と海苔でしょ、と言いたいが言わない。

1時すぎているので私たちもごはんを食べることにする。
公園を出てすこし歩いて、にぎわっているお店に入る。この店はスノッブなおとなのお客さんが多い。カフェのおじさん、めちゃめちゃ忙しそう。
サラダの上にスモークサーモン、アボガド、小エビなどの乗ったものを食べる。ドレッシングがとてもおいしい。デザートにクレームブリュレをたのむ。直径15センチくらいの濃厚なクレームブリュレ。
それにしてもお客さんたち2時間はかけてお昼をたべて、ワインも飲んじゃって、すごく楽しそうだ。ここは観光客はいないと思う。仕事はどうなってんだ、と友人とうらやましがる。要するに集中力?

その後ボンマルシェ(デパート)をみたりして、またひたすら歩く。夕方疲れてカフェで休む。このカフェのお兄さんは知的ぶってツンとすましている(イメージ)。注文なんかなかなか取りに来ない。小さなレミー・ボンヤスキー風。

お昼のクレームブリュレが胃に重く残っていてお腹が空かないので、モノプリ(スーパー)で春巻きとかサラダとかトマトとかイチゴとか買ってホテルで食べることにする。レジのお姉さんが支払いの時にレジの横のゴムだかヒモだかを指さして、1ユーロで寄付をしないか?とか言う。ほかのお客さんには言ってないのに。
よく分かってないと思ってお金を出させようとしている感じだ。断る。

ホテルの部屋でごはん。サラダとトマトとイチゴ、おいしい。

写真 ホテル朝食10ユーロ、パンもコーヒーもオレンジジュースもおいしい。

パリ日記32008年04月13日 00:12

4月4日
朝7時30分起床。昨夜友人が枕を変えてくれたのでよく眠れた。お部屋は慣れてしまってシャワーもなかなか良い温度で使いやすいし、面倒くさいのでもうこの部屋で良しとする。

快晴。
今日はふたりとも行きたかったジャルダン・デ・プラントへ行くことにする。植物園や動物園や最近オープンした博物館があるという。
その前にホテル近くのアクセサリー屋さんへ。ノープランな今回の旅で、めずらしく日本から雑誌の切り抜きを持って行った気になるお店。すぐに見つかるが開店10分前、ウィンドウを覗いていたら出勤してきたお店の人が笑顔で中へいれてくれる。ネックレスを買う。
それから昨日見つけた洋服屋さんであれこれ試着してすこし買う。友人も買う。

歩いてジャルダン・デ・プラントへ向かう途中カフェでごはん。ホタテとじゃがいものグラタン食べる。会社の同僚、みたいな人たちが楽しそうに盛り上がって食事している。ふだんひとり仕事の私たちは、なんとなくいいなあと思って横目で見ていた。そしてカウンターでは50-60代の女性が片脚を曲げて椅子にのせ、隣にいる同じくらいの年の男性がその脚をなぜている。そうしながらみんな普通に楽しげにしゃべっている。なんだったのかな。秘密めいた感じはしなかった。

ジャルダン・デ・プラントに着いて、まず博物館から見る。いろんな動物や鳥の剥製、昆虫の標本などがあり、すごく面白くて興奮する。朝から来なかったことを後悔。授業で来ているらしい子供たちに混じって、あっちもこっちもぐるぐるみる。トナカイってあんなに大きいのか。

友人は植物博士のようなひとなので、植物園も見る。ここは無料。普通の花壇はまだ花も少なくてさびしいけど、アルプスの植物コーナーは花ざかり。可憐な花がたくさんあって、よく手入れされている。色がグレイッシュできれい。街路樹の葉の色も咲いている花の色も日本より淡くて独特。
隣で動物の鳴き声がするのにつられて、動物園にも入った。

今日は新オペラ座でバレエをみる日だ。これは旅行日程を決めたときにオペラ座のサイトで見つけて、日本で予約しておいた。地下鉄でいったんホテルに戻って着替えてから、また地下鉄に乗ってオペラ・バスティーユへ向かう。劇場の人たちはタキシードに蝶ネクタイ姿でかっこいい。いちおうワンピースとパンプスに着替えておいてよかった。おしゃれな大人がたくさん来ていて、お客さんをみているだけでも楽しい。3演目あって、最後のフォーサイスがとても良かった。

地下鉄でホテルの近くまで戻って、初日に行ったカフェでワインとキッシュを食べた。ホテルへ戻ったのは12時をすぎていた。

写真 並んで歩く子供たち。ジャルダン・デ・プラントの木の陰が美しい。

パリ日記42008年04月14日 00:03

4月5日

7時半ころ、起きると雨が降り出した。今日はお天気悪そうなのでルーブルへ行くことにする。

パリへ来るのは友人は4回目わたしは5回目で、ルーブルは何回行っても見切った感じはしない。漫然と見ると変なところで終わってしまって気持ち悪いので、14-17世紀のフランス絵画フランドル派オランダ派などから見ることにする。
企画でヤン・ファーブルの展示を合わせてやっていて、うれしい。

お昼はルーブル内のカフェで。
たしかマラケシュ風サラダだったと思うが、クスクスとかレモン風味の鳥肉とかオリーブとかドライあんずとかが乗っているものを食べた。おいしかった。
カフェの途中の古代工芸館で「こんな指輪ほしい」とか「こんな箱ほしい」とか言いながら元のルートへ戻る。フランドル派やオランダ派などを見た後に印象派なんかを見ると「うすーい、ちゃんと描け!輪郭ぼけとるで。」とつっこみたくなる。わたしは濃いほうが好きだ。色も黒とか暗い画面の方が好きだ。

夕方になってさすがに疲れて、しばし二人で放心する。
なんか見たいものを見逃してないか考える。モナリザとかはもういいけど、ピエロ・デラ・フランチェスカとかボッティチェリはみたいのでイタリア絵画の方へ行くと、メチャメチャ混んでいる。みんなここが目当てか。見たいモノだけみて、ミュージアムショップを少し見て、ルーブルを出る。そして近くのカフェでビール。

この後パレ・ロワイヤル、美しいパサージュで有名なギャルリーヴィヴィエンヌなどを歩いて、ふらふらとラーメン屋さんに吸い込まれる。味噌ラーメンふたつと餃子とビール、と日本語で注文。お店の人は日本じゃないアジア系の人だったけど、通じた。

水とイチゴとラナンキュラスを買ってホテルに戻る。

写真 夕方になって晴れたけど、とても寒い。雲がきれい。

パリ日記52008年04月15日 00:49

4月6日 
夜中、また強い雨。
朝は雨はあがっているけど曇っていてさむそう。部屋の中は暖かい。日曜日だし食堂に行かず、部屋まで朝食を持ってきてもらう。チップをひとり1ユーロづつ、あわせて2ユーロ渡す。部屋でパジャマのままクロワッサンをかじるというのも、のんびりしていい。

連日歩いてふたりとも結構足が疲れているので、今日は観光バスに乗ってパリを一周することにする。

ルーブルの地下にある旅行案内所へ行き、チケットを買う。パリの主な観光名所をぐるぐる廻っているバスで、乗ったり降りたり自由に出来る、ロープンテュールという黄色い2階建てバス。一日券29ユーロ(ちょっと高い)。今日はパリマラソンの日でいつもと少しコースが変わるらしい。

オペラ座の横の停留所から乗り込み、凱旋門〜エッフェル塔〜コンコルド広場〜マドレーヌ寺院。モンマルトル〜北駅〜東駅〜レピュブリック。バスティーユ〜パリ市庁舎〜ノートルダムをまわった。

初めは張り切って屋根のない2階席に座るが、走り出してまもなく寒くなって1階席に降りる。凱旋門のあたりで沢山の車と人だかり、パリマラソンのゴール地点のようだ。エッフェル塔に向かう途中では、老若男女沢山の走っているランナーに遭遇。

お昼はマドレーヌ寺院前バスを降りて、目に付いたカフェにすぐ入る。日本語メニューもある観光客向けの店のようだ。良い位置に大画面のテレビがあってF1をやっていて、F1にも詳しい友人にあれこれ聞きながら新鮮に見る(ホテルにテレビがないので)。身体が冷えたので、ワインとオニオングラタンスープを頼んだけど、玉葱はよく炒められていないしチーズは溶けずに固まっていて、おいしくない。外が暖かならサンドイッチでも買って公園で食べたり出来たけど、寒いから無理。

乗り込むときに黄色いイヤフォンをくれたので、バスについている日本語ガイドを聞きながら乗る。こういうガイドみたいなのは初めてなので、面白い。ムーランルージュの前に長い列が出来ているところをすぎ、バスを降りてサクレクール寺院に向かって坂を上る。上りきったところでみぞれ混じりの雨、けっこう大降り。ふたりともハンカチやストールを頭に巻いて細い路地を下り、すぐに雨宿りにカフェに入る。せっかく上ったのに、すぐに下りてしまった。アメリの八百屋も通り過ぎた(らしい)。晴れていたらゆっくりモンマルトルの路地を歩きたかったのに、残念。

ナイーフアート美術館へ入る。
アンリ・ルソーなど素朴派の絵が好きなので行きたかったのだけど、やっていたのはいわゆるアウトサイダーアートの展示だった。気に入った絵もあったけど、名前をチェックするのを忘れた。

ノートルダム寺院前で7時半くらいになりバス終了の時間らしく、みんなバスから降ろされる。外は雨で、またすぐカフェに飛び込む。カフェのマダムの独得の化粧と前髪のカラーリング(黄色だったか緑だったか)にひっそりと見入る。こういう人は万国共通。

その後ホテル近くまで戻って夜ごはんのお店を探す。メニューを見ていたら手招きされたので誘われて入ってしまう。カフェというか、ビストロというか。
牛フィレステーキを頼むと、四角い大きなお皿に分厚いステーキとポテトグラタンとトマトファルシとグリーンサラダがバランス良く配置されている。これ、おいしかった。ワインも飲む。

隣の席に座ったお兄さんが食べているものは、あらゆる乾燥肉セットのような、肉々しい一皿。あれは無理かな。

コーヒー飲んでホテルに戻る。

写真 メニュー看板のシェフ